スポンサードリンク
  

太陽光発電で光熱費0円が可能か?


今回は、「太陽光発電を導入すると光熱費0円が可能?」かを考えてみます。

ネットや他のメディア(テレビや新聞の広告)で、「太陽光発電を導入すると光熱費が0円になる?」というフレーズを見聞きしますが、果たしてその真偽はどうなのでしょう?
「可能」と断言している意見もあれば、「不可能」としている意見もあり、また「条件付きで可能」というのもあり、様々な情報が行き交っています。

そこでここでは、具体的な数値に基づいて徹底検証してみたいと思います。

太陽光発電システムの「初期設置費用」をローン購入か一括購入かいろいろありますが、ここでは単純化するため計算上含めないことにします。

ちなみに設置費用は、KW当たり38万円(平成26年現在)としますと、出力5KWのものを設置すると190万円になります。
これを、頭金なし均等払いで20年ローンで返済すると、月々の返済額は約1万円となります。

一般家庭の光熱費は「電気」「ガス」「灯油」ですがここでは、「灯油」は「ガス」に含めています。
夫婦と子供2人の4人家族の平均的な一般家庭の数値にしていますが、分かり易くするため切りの良い数値にしたものもあります。
「オール電化」でなしに「電気・ガス併用」の家庭を対象にしています。

参考までに、一般家庭の光熱費の内訳を下の図に示しています。
光熱費11.png

試算する前提条件は、
  ・電気料金とガス料金の比率は統計上の平均で60%:40%
  ・年間の電力使用量=5,000kwh
  ・電気料金(購入電力)単価=24円/kwh

  ・太陽光発電の容量(出力)=5kw
  ・買取価格(売電)単価=37円/kwh(平成26年)
  ・余剰電力(売電)と自家消費電力の比率=60%:40%
としますと、

年間の電気料金は(5,000kwhX24円/kwh)=12万円となり、
年間のガス料金は(12万円X(40%÷60%))=8万円となります。
したがって、
年間光熱費は(12万円+8万円)=20万円となります。

年間の発電量は(5kwX1,000h)=5,000kwhとなるから、
年間の余剰電力(売電)量は(5,000kwhX60%)=3,000kwhとなり、
年間の自家消費電力量は(5,000kwhX40%)=2,000kwhとなります。
それぞれ金額に換算すると、
年間の余剰電力(売電)金額は(3,000kwhX37円/kwh)=11.1万円となり、
年間の自家消費金額は(3,000kwhX24円/kwh)=4.8万円となります。

家庭内の「消費電力」と「発電電力」と「自家消費電力」の関係をパターン図で示すと下のようになります。
発電パターン7.png

太陽光発電の導入によって得られる収益は、
  ・余剰電力(売電)の現金収入11.1万円と、
  ・発電が賄う自家消費電力(この分電気料金は安くなります)4.8万円
となり、合計(11.1万円+4.8万円)で15.9万円となります。

太陽光発電の導入前後の「光熱費」の変化と「発電によって得られる収益金額」の構成を図で示すと下のようになります。
導入前後1g.png

ガス料金を含めた光熱費は導入前20万円であったのが、発電した電力から自家消費電力(4.8万円)が使われるのでこの分安くなり、
導入後の光熱費は15.2万円(=20万円ー4.8万円)となります。
「光熱費0円」とするためには、この15.2万円と同じだけの金額の「売電収入」がなければなりません。
今回の試算では、売電収入は11.1万円(=3,000kwhX37円/kwh)だから
「光熱費0円」とするためには、4.1万円(=15.2万円ー11.1万円)の不足となります。


 

 


posted by ソーラーパネル at | 太陽光発電は元がとれるか? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スポンサードリンク
   



レンタルサーバーって何
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。